NO IMAGE

【高尿酸血症治療剤】ユリスについて

こんにちは。

今回の記事は、医療従事者向けの内容になります。

先日、私の勤務先で「ユリス®︎」という薬剤が採用されました。

 

「ユリス®︎」は2020年5月に持田製薬株式会社から販売された高尿酸血症治療剤です。

先日、この「ユリス®︎」という薬剤について説明を受けました。

今後、処方に関わることがあると思いますので、自分なりにまとめておきます。

 

※執筆時点における最新で正確な情報であるよう努めていますが、治療や薬剤に関する知見は変化することがあります。

最新・正確な情報については、製薬会社など公式が提供する情報をご確認ください。

 

高尿酸血症治療剤ユリスについて

<主な特徴>

・選択的尿酸再吸収阻害薬(SURI)である。(SURI:Selective Urate Reabsorption Inhibitor)

・腎臓の近位尿細管に存在する尿酸トランスポータ−1(URAT1)を選択的に阻害する。

・尿酸トランスポータ−1(URAT1)を介した尿酸の再吸収を阻害することで、血清尿酸値を低下させることが期待される。

・肝障害の原因と考えられるミトコンドリア毒性やCYP2C9阻害による薬物相互作用の少ない薬剤を目指して創製された2)

 

高尿酸血症の病型と頻度は以下のように言われています1)

 

・尿酸排泄低下型:約6割

・腎負荷型(腎外排泄低下型と尿酸産生過剰型):約1割

・混合型:約3割

 

つまり、約9割の患者さんは、尿酸排泄低下の素因があることになります。

 

<一般名>

ドチヌラド

 

<禁忌>

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

<効能または効果>

痛風、高尿酸血症

※ちなみに、高尿酸血症の定義は血性尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態と定義されています1)

 

<用法及び容量>

1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与。

その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量。

維持量は通常1日1回2mg。

患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mg。

 

<主な副作用>

・痛風関節炎(5%以上)

・関節炎、四肢不快感(1~5%未満)

・軟便、γ-GTP増加、関節痛、腎結石、腎石灰沈着症、尿中β2ミクログロブリン増加、血中クレアチニン増加、尿中アルブミン/クレアチニン比増加、尿中アルブミン陽性(1%未満)

 

【引用文献】

1)高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版

2)持田製薬株式会社HP(https://www.mochida.co.jp/dis/medicaldomain/circulatory/urece/info/index.html)

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!